ホワイトニングについて
ホワイトニングで歯を白くしたいと思われている方が増えていますが、そのような方から良く聞かれることをまとめてみました。

  1. ホワイトニング(歯の漂白)には、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと患者さんの自宅で行うホームホワイトニングがあります。どちらも漂白剤を用いて、歯の表面から漂白をしていくものです。とかじ歯科では現在ホームホワイトニングのみ行っております。

  2. 効 果は個人差がありますが、歯科医院で通常使われる歯の色見本であるシェードガイドで最大2段階の漂白効果があります。たとえば漂白前にA4だった人は最高 でA2まで白くなります。ただし、効果は天然歯のみで、詰めものやかぶせ物の部分の色は変わりません。ですので、通常ホワイトニング後にその部分は再度や り直して色を合わせる必要があります。

  3. 変化した色は永久的に保たれるわけではなく、経年的にある程度の後戻りがあります。戻る程度も日頃の喫煙や食生活などによって個人差があります。

  4. ホワイトニングの副作用として、歯がしみたりする知覚過敏が出ることがありますが、一時的なもので、オフィスホワイトニングより弱い薬を使うホームホワイトニングでは、あまり見られません。

  5. 上下の歯型をとらせて頂いて、カスタムトレーを製作します。そこに漂白のジェルを盛り、歯に装着します。装着時間は1日2時間までで、2週間続けます。

 IMG_1769.jpgVITA社の3Dマスターシェードガイド。左から1M2/2M2/3M2/4M2/5M2の順に並んでいる。
ホームホワイトニングではこの色調で最大2段階の変化が期待出来る。
 20071217130558.jpgホワイトニング開始前の状態。歯の色は4M2。
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1週間経過時 。上下前歯から小臼歯部までをホワイトニングしている。
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 2週間経過時。一部2M2に近いところまで白くなった。特に知覚過敏などの副作用は出ていない。

 
審美性の高いオールセラミッククラウン
従来から審美的治療に使われてきたメタルボンド(陶材焼付け冠)だが、天然歯は光が透過するのに比べて、メタルボンドは内部は金属であるため光が透過しない。そのため、前歯に1ー2本単独でメタルボンドを入れている場合、光があたったときに色が暗く周囲から浮いてしまう欠点があった。さらに歯ぐきとの境目が黒くなるという問題もあった。
最近この問題を改善するために、金属の変わりにジルコニアを用いたオールセラミッククラウンがより自然な口元を作るために効果を上げている。その実力を見てほしい。

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左記の写真はジルコニアクラウンを入れた口腔内写真だ。どの歯がジルコニアクラウンかあててみてください。



 
ジルコニアを用いたオールセラミックブリッジ
オールセラミックによる治療は、メタルフリーであることから金属アレルギー対策の点からも注目されていますが、強度の問題からブリッジには不向きとされていました。
最近になってジルコニア(ZrO2)という非常に強い強度(900〜1300Mpa)持つセラミック材が歯科においても用いられるようになってきました。
歯科で用いられるジルコニアは純粋な酸化ジルコニウムに、イットリア(Y2O3)等を加えて、結晶の構造を安定化させた「安定化ジルコニア」と呼ばれるものです。融点が2700℃と非常に高いため、スペースシャトルの断熱保護材、F1カーのブレーキ部分など、様々な用途に用いられています。
ジルコニアが強度、靭性などの機械的特性に優れる理由は、破損の原因となる亀裂が伝わるのを、結晶構造の変化によって阻止するからです。これは「応力誘起相変体強化機構」と呼ばれていて、破壊の原因となる亀裂の伝播を正方晶から単斜晶への相変態によって阻止し、亀裂先端の応力集中を緩和する特異なメカニズムだそうです。
ダイヤモンドに匹敵するほど硬いジルコニアですので、加工が大変に難しいのですが、近年発達してきたコンピューターを用いたCAD/CAM技術により、きわめて高い精度で削りだして製作することが可能になってきました。

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 20071217130723_3.jpg右上中切歯から犬歯にかけてのブリッジ。形成終了時の状態。
 20071220105002.jpg出来上がったジルコニアのフレームを口腔内に試適したところ。
 20071217130723_2.jpg適合状態は非常に良好。
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 20071217130723_1.jpg口腔内にセットされたオールセラミックブリッジ。

 
オールセラミッククラウンはどれか?
答えは下記の写真をご覧ください。拡大写真でもその審美性は極めて高い事がわかります。
金属アレルギーの問題なども考え合わせると、これからの前歯の治療は、オールセラミッククラウンが主流になっていくものと考えられます。

ジルコニアについて詳しく知りたい方は、下記のページをご覧ください。

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