歯周基本治療として、全顎を5回に分けて、局所麻酔下にて歯石などの感染源の除去(スケーリング、ルートプレーニング)を行った。
歯周基本治療終了時レントゲン写真
歯周ポケットの再評価検査結果
右の上下臼歯(16,45,46番歯)と左下犬歯(33番)に深いポケットが残っているため、同部位に対して、歯周外科処置を行うこととした。
確定治療
咬合再構成のための診断用ワックスアップ模型。左下はインプラントを埋入する予定。
形成された上顎の歯牙。この後診断用ワックスアップに基づいて制作されたテンポラリークラウンがセットされた。
歯周外科治療



右上6番は頬側根の周囲に骨がなかったため、口蓋根のみを残して抜歯した。


右下5,6番は清掃しやすいように、骨整形をして骨縁下ポケットを除去した。



左下3番は遠心側に深い骨縁舌ポケットがあったため、骨整形と根面の清掃を行った。また頬小帯が歯槽頂に達していたため、インプラント埋入に先だって、下方へ移動(歯肉根尖側即移動術)を行った。創面をコラーゲン膜(サージセル)で覆った。
歯周治療終了時(1997年11月28日)
歯周治療終了時レントゲン写真
外科手術後の再評価検査の結果
深い歯周ポケットや分岐部病変はなくなった。これで歯周治療は終了し、いよいよインプラント埋入と最終補綴にはいる。
インプラント埋入



左よりステント至適・埋入後のヒーリングキャップ・アバットメント装着
埋入後、約4ヶ月の間インプラントが骨と結合するまでの間ヒーリングキャップですごす。その後
アバットメント装着し、最終補綴物を装着する。
補綴終了時口腔内(1999年6月23日)
補綴終了時レントゲン写真(1999年6月23日)
メンテナンス時口腔内(2006年8月22日)
治療終了時からまもなく9年が経過しようとしているが、その間3ヶ月に1度の定期的なメンテナンスを行い、現在まで歯周病の再発もなく、全ての残存歯は保存されている。