不適合な補綴物による広範囲の2次カリエス治療例
57歳の男性。左右の下のかぶせていたものが脱離したため来院。下顎前歯を除いて全顎にわたる補綴治療がされているが、補綴物のマージン部分(かぶせ物と歯との継ぎ目の部分)が不適合なため、根面カリエスが広範囲に生じている。脱離した原因も根面カリエスから歯根内部にカリエスが広がったためであった。喫煙による着色も著明に見られる。

初診時口腔内(2006年5月17日)

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初診時レントゲン写真

補綴されている全ての歯牙は失活歯であり、虫歯が出来ても痛みを生じないことが、広範囲の2次カリエス(治した歯の詰め物やかぶせ物の脇から生じる虫歯のこと)をもたらす原因となった。左下6番は根分岐部にカリエスが広がっているため抜歯、右下7番は分岐部にパーフォレーション(穿孔)を来していたため、根管治療時に閉鎖した。(根管治療症例参照

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補綴終了時口腔内(2007年12月4日)

補綴をやり直すに当たって、全ての歯牙の根管治療をやり直したため、治療終了までに1年以上の時間がかかった。プラークコントロールの重要性を認識され、歯肉の状態も良好となった。舌の色の変化にも注目。左下前歯歯頚部のカリエスは、進行休止状態であり、プラークコントロールにてコントロール可能であることから、治療をしていない。

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補綴終了時レントゲン写真

根管治療後、全ての歯牙はグラスファイバーポストによりコアを制作している。

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