虫歯と歯周病のリスク
虫歯と歯周病の原因は、虫歯菌、歯周病菌であるというお話をしましたが、ではこれらの細 菌は、どこから来たのでしょうか?生まれたときは無菌状態だったわけですから、生後何らかの形で感染した事になります。多くの場合離乳食などを通じて家族 からもらいます。家族に虫歯や歯周病を持つ人がいると、虫歯菌、歯周病菌に感染する危険性が高くなります。うちの家系は歯が弱いからというのは、実は歯が 弱いのではなくて、原因菌の感染力が強いからなのです。
お口の中にどの種類の細菌がどれくらいいるかは個人差があり、それによって虫歯のできやすい人とそうでない人、歯周病になる人とならない人が決まってしまいます。(リスクの個人差)ですから、リスクの高い人ほど、徹底したプラークの除去が必要になります。
最近ではリスクを調べるための検査などがありますが、検査をしなくても、今までの歯科治療の既往、通院頻度などから、ある程度のリスクを知ることが出来ます。

虫歯のリスク
低い :虫歯、あるいは治療したところが奥歯に数カ所ある。
    詰め物で治しているところがいくつかある。
    あまり歯科治療を受けたことがない。
    両親は歯が丈夫である。
中等度:奥歯の他に上の前歯も虫歯になったことがある。
    かぶせ物で治しているところがいくつかある。
    虫歯で抜いた歯が少しある。
    数年に1度は歯科治療を受けている。
高い :下の前歯も虫歯になったことがある。
    神経を取っている歯が多くある。
    抜いた歯が何本かあり、だんだん増えている。
    毎年のように治療している。
    両親は歯が弱く、若い頃から入れ歯をいれていた。

歯周病のリスク
歯周病のリスクは若く発病した人ほど高く、両親が歯周病だった人、歯石の多い人、タバコを吸う人、糖尿病や免疫不全のある人、ほどリスクが高くなります。また前歯よりも奥歯の方がリスクが高くなります。
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