歯のしくみについて
図1は歯とその周囲組織の断面図です。歯は歯ぐきの上に出ている歯冠(しかん)と歯ぐきの中にある歯根(しこん)に分けられます。一番中心には神経と血管を含む歯髄(しずい)という部分があり、そのまわりを象牙質というかたい部分がとりまいています。
図1 
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 図2と3
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象牙質には図2のように無数の細い管が歯髄から表面に向けて走っていて、なかは歯髄液で満たされています。象牙質の表面を電子顕微鏡でみると図3のように なってます。そのため表面を刺激すると、この管を通じて痛みを感じることになります。(知覚過敏や削った歯がしみる、歯を削るときの痛みなどはこうしてお こります。)また、虫歯になるとこの管を通じて、細菌の毒素や細菌自体が歯髄に侵入し、歯髄炎(しずいえん)をおこします。象牙質のまわりは歯冠部ではエ ナメル質、歯根部ではセメント質が覆って穴をふさぎ、皮膚と同様に外敵の侵入を防ぐ役目をしています。

 図4
20070219222007.jpgエ ナメル質は図4のようにミネラルの結晶で出来ていて、体の中で一番堅かたい組織です。セメント質からは細い線維が出ていて歯根膜(しこんまく)と呼ばれる 物があり、これを介して、歯をささえる歯槽骨(しそうこつ)とくっついています。歯根膜には神経も分布していて、食べ物の固さを感じたり、クッションの役 目をしています。
歯と歯ぐきのさかい目には歯肉溝(しにくこう)という溝があり、健康な状態では1−3ミリの深さです。溝の底の部分は、エナメル質とくっついている上皮付着(じょうひふちゃく)というものがあり、細菌の侵入を防いでいます。
歯の根の数は、前歯と下の小臼歯は1本、上の小臼歯と下の大臼歯は2本、上の大臼歯は、三脚のように3本に分かれていることが多いです。